2007年05月05日
理念は崇高、しかし志の高さを試されるのはまさにこれから。応援したい。
受刑者の社会復帰にプログラム開発を--プリズニーズの挑戦
(CNET Japan 2007年5月2日付記事)
まずは、受刑者の就労にソフトウェア開発を充てるというその発想に、ビックリしました。
社名はPRISON(刑務所)とNEEDS(必要性)をあわせた造語とのことで、刑務所関連業務に特化しようとする姿勢を明確に込めているようです。
それにしても、普通にビジネスアイデアを考えているだけでは、まずでてこない発想の事業だと思います。
この会社の社長さんに、おそらく何かこういうビジネスを立ち上げようと決意するに至った、極めて個人的な原体験があるように思えてなりませんが。
確かにソフトウェア開発を含めたPC・ネット関連事業は、環境的には受刑者に向いているように思えます。
机に座っての長時間作業、一人で作業する時間帯の多さ、業務に対する社会的需要の高さ、等。
しかし、事業としてみた場合の困難も相当にありそうです。
まずは、会社側が供給する人材の問題。ソフトウェア開発者はただでさえ供給不足気味のはずですから、偏見を抜きにしても、こういうある意味特殊な環境下に身を投じようとする開発者が、果たしてどれくらいいるのか。
また、偏見をもたず接するにせよ、やはり受刑者と接する社員に、人的リスクは本当に生じないのか。
もっとも、これらの点は会社としてはじめから一定のリスクを背負いながら、きっとやるつもりなのでしょう。
なぜなら、こういう点を気にしてめげていたら、とても会社を立ち上げるところまでいかないでしょうから。
理念は、素直に本当に立派だと思いますので、頑張ってほしいものです。
こういう事業がきちんと社会に根付き成長していくなら、日本もまだまだ捨てたものではないように思えます。
今年の4月創業と出来てそう間もないし、その崇高な志が根付いていくかは、まさにこれからのようです。
取引先としてセコムもあげられていますが、この会社の理念に共鳴してくれているのかもしれませんね。
本当にこれからが大変だと思いますが、頑張ってほしいと思います。