2007年05月11日
これはおそらく正しい結論にたどり着ける珍しい例。更なる徹底取材と調査を。
JR留萌線:高校生26人乗れず 「詰めなかった」に疑問の声 混雑原因か /北海道
世の中には、いくら調べても真相は闇の中、という事件は珍しくありませんが、この話は聞きたくても話を聞けない死者がでたわけでもなし、真実を合理的に導けるケースだと思うのですが。
この車両に乗った学生だって、おそらくかなりの確度でほぼ全員の特定が可能だと思います。
1両車両で、生徒はだいたい皆同じ時間に乗車するでしょうから、顔ぶれだって相互に確認をとりあえば、大体は特定できるはず。
特に問題となった後部車両の傍にいた学生だって、ある程度はわかっているでしょうから複数の証言だって、もっと精緻にとれるでしょう。
JR北海道で、最初に「高校生のマナー違反が原因」とコメントした職員は誰で、なぜそういうコメントに至ったのか。
もし記事のとおりトーンダウンしているのなら、それはなぜなのか。
JR北海道はこのコメントを撤回し謝罪するつもりがあるのか、ないのか。
このようなコメントを出すに至る背景が、日頃からあったのか、なかったのか。
この学生たちが集団で調べて、自分たちの調査結果を、JR北海道やメディアに問うてみる方法もあるでしょう。
新聞記者さんが一人で調べるのは、この記事に書かれた程度の掘り込みが、ひょっとして限界なのかもしれません。
しかし、これをもって幕引きとなるのは、この件がおそらく合理的推量に基づく真相にたどりつけそうな珍しい事例なので、もったいないと思います。
車両の増加要請も結構ですが、マナーが悪いと言われたままでこれからもなお、毎日その車両で学校に通わなければならない学生の心情を考えると、このままうやむやになってしまうのは、たいへんに残念な気がします。
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