2007年05月12日
マニュアル・通達を軽視しがちな風潮を、この事故を教訓に改めたいもの。
<コースター事故>車軸折れ570m暴走 事故前に異変も
早いもので、あの痛ましい事故から、もう一週間が過ぎました。
やはり金属疲労によるもののようです。
それをチェック段階で見つけられなかったこと、マニュアルに記載されていた期間どおりに探傷検査が行われていなかったこと、の二点が理由のようです。
第一報のニュース段階でこのブログで書いたときは、ジェットコースターの製造業者が既に倒産していたことを知りませんでしたが、現在の焦点は「エキスポランド」の管理責任をどこまで厳しく見るかということに、絞られているようです。
記事内にあるとおり、昨年1月の探傷検査時にもし見逃しているとなったら、責任はさらに重くなることでしょうが、やはり問題は、ジェットコースターのような危険を内包する運行車両を、通達やマニュアルという、法的強制力の弱いものでもっぱらコントロールしている現状にあるのではないでしょうか。
企業行動として、仮に検査で金属疲労の兆候を認めた段階で、その部分を取り替えるのにコスト高につくことが予見できた場合、その企業が業績が悪い状況にあったとしたら、先送りにして様子をみよう…という考え方に陥りそうなのは、ごく普通に予測できることです。
飛行機や鉄道車両はむろんのこと、今回の遊園地のジェットコースターのような大勢の命を一瞬でも預かる運行車両などに関わる法については、性悪説的発想をもって法令を厳しくし、事前検査と確認義務の徹底はもちろん、遵守しない場合の法的制裁措置をより重い方向に規定していってほしいと思います。
また、人命を預かっているという立場をよくわきまえて、これらの運行者にはどうかマニュアル・通達を軽視することなく、安全第一に業務を行ってほしい。
亡くなった方の葬儀の模様をテレビで見ると、そう願わずにはいられません。