2007年05月23日
トリアージ(患者の選択)は、現状では最善の策。導入に賛成。
軽症者の救急車搬送お断り、東京消防庁が来月から試験運用
トリアージ(患者の選択)、ワタクシは導入に賛成です。
タクシー代わりに使う人や、たいしてケガがひどくもないのに、なにかあるとするに救急車の出動を求める「常連さん」が、救急車の本来の目的を阻害していることは、事実ですし。
そのような人たちのモラル向上教育が必要なのも、また確かですが、いかんせん効果がでるのを待っていたら、何年かかるかわかりませんしね。
最初は欧州のようにめったに使うはずのないものだから有料化すればよいのでは?と単純に考えていましたが。
そうなると、逆に金さえあれば使えるということでタクシー化するとか、重症なのに金がないために我慢して手遅れになるとか、現場判断としても、いろいろと難しい問題があるようです。
とにかく出動を要請する側のモラルに頼らざるを得ない以上、現段階では、特に大都市では、トリアージの採用が、最善の策のように思えます。
ただ、これを見る世間、特にメディアの側がこのトリアージにきちんと理解を示した報道をしていかなければいけない、と思いますね。
この記事についてとりざたされているとおり、現場でトリアージの判断を誤った結果大事になる、というリスクは、確かにありそうです。
しかしそれでメディアが叩く側に回ってしまっては、このような新しい制度の全国的定着は、難しくなるばかりでしょう。
それにしても、救急車で走り回る現場の人たちも、その判断精度をあげるために勉強も必要ですし、また余計なストレスをかかえることになりますね。
お仕事お疲れ様です、としか申し上げようがありませんが…。
それにしても、小泉前首相が「痛みに耐えて改革を」などとよくのたまってましたが、こういう言葉どおり「肉体的な痛みに耐える」ことも含まれているとはなんだか皮肉な…という感じです。