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2007年09月07日

報道を第一印象でうのみにしている自分に気づいて、ハッとする時がある。

「注意でなく因縁つけ」高校生殴打、神奈川県警が追加会見

メディアの日々の数多い記事を何十年もみているうちに、政治・経済・国際問題などについては、ある記事を読んでもそのまま受け入れてしまうことは、さすがに無くなりました。

しかし、こういう社会問題や事件については、比較的事実そのままでわかりやすいケースが多いので、自分の先入観をベースにしてついその記事をそのまま事実だと信じてしまったりします。

報道に対し1000件近い反応があったということで、「電車のなかでマナーの悪い高校生」というイメージをこれまでの報道などですでに固定観念として持っている人がいかに多いか、ということがわかります。

今回の件はメディアというより、警察の発表の仕方に落ち度があったようですが、それでも「高校生は指導に素直に従っていたが、警官がそれにもかかわらず暴行を加えた」では、最初の報道とは180度、事実関係が逆転してしまいますからね。

事件の構図そのものは単純なだけに、なおさら記事をうのみにすることの恐ろしさを、思い知らされた感じがしました。

同じように、この間の奈良の救急車で受け入れ病院がなくたらい回しにあったあげく、流産したという事件がありましたが、これも病院の受け入れ体制の不足という先入観でのみ、記事をとらえていました。

しかし、今日とある新聞の追加取材記事を読んだところ、これも必ずしもそういう問題だけでもないことに、気づきました。

記事は、妊娠してから出産まで280日近い間にこの女性が一度も産科の受診をしていなかったこと、そのような人の大半が国保などの無保険者で、救急車で運ばれたら出産だけはできるので、産んでからお金がないと言うケースも多く、受診しない妊婦側にも責任があるのでは、といった点を指摘する内容でした。

こうなると、今度は受診側のモラルや保険制度のあり方なども問題として入ってきますね。

やはり予断で一面的にこういう問題をとらえることは危ないのだな、とあらためて思うことが、この頃はホントに多いです。

 


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