2007年09月25日
安倍首相、麻生クーデター説の否定は選挙前にしておくべきだったのでは。
「改めて深くおわび」安倍首相、都内の病院で陳謝の会見
安倍首相のおわび会見、一国のトップとしてのオーラもゴソッとはげ落ちて、見ていてどうにも痛々しいな…と感じた人も、多かったんじゃないかと思います。
ただ中身を聞き直してみると、この最後の最後の段階においても、必ずしもホントのことを言ってるわけではないようですね。
麻生幹事長に対して事前に「辞意ということではなく、体調が思わしくないと話したことはある。」という部分は、そもそも麻生幹事長の「月曜日から知っていると言えば知っていた」というセリフと、つじつまがあってませんし。
それに、点滴打って外遊していた人が一番信頼していたはずのこの幹事長に対して「体調が悪い」だけで話を止めるはずもなく、当然そのあとに「だからもう辞めたいよう」という泣き言に続いていたと考えないほうが、むしろ不自然極まりないでしょう。
だから、この部分は、安倍首相はホントのことは言っていませんね。
あと、麻生クーデター説。
「事実が存在しない」という強い表現まで使ったんだから、これは信じてあげたい、とは思いますが。
でも、選挙が終わってから、こんなコメントを出されてもなぁ…というのが、麻生選対陣営の正直な思いじゃないですかね。
選挙に影響を与えないという配慮と、福田陣営の首相発言を外に出させない思惑がもちろんあったんでしょうが、これは選挙前にメディアに出すべき部分だったと思いますよ。
麻生氏を有利にするコメントになるわけではなくて、ウワサの否定による不利要因の除去という位置づけになるはずですから。
これを言わないのは、不作為によって選挙の公正を妨げるものとすらいえるんじゃないかと思うんですけど。
そりゃいったら、「首相、麻生陣営に肩入れ」と批判はされるでしょうが、事実としてクーデターがあった無かったか、という話ですからね。
個人的には「選挙のスタート地点を公平にするために」という名目で、この説が流れた直後に、事実が無いなら無い、とウワサが流れた直後に発表するべきだったんじゃないか、と、どうしても思いますね。
メディアもこの発言の真偽には注目していたはずですが、表立った報道が選挙前になかったことをみると、福田氏選出の流れに対してこれが強くマイナスに働く材料となる判断があったのか、きちんと突っ込むところはなかったようですね。
どっか一社くらい、これをきちんと追いかけるところがなかったのかしら。
最後に、「党首会談が流れたからガックリして辞任した」と、最初の辞任会見でダシに使われた民主党の小沢代表ですが。
今のところ、民主党として、その点についての文句をいう気配もなさそうですね。
あまりに子供じみているから、いまさら蒸し返すのもなんだ、と思っているのか…。
それとも、小沢代表も常に体調問題を取りざたされる人ですから、そこは安倍さんの気持ちもわかるということで、去り行く人に対する武士の情けというやつでも働いたんでしょうか。善意に考えすぎかな。
なんにしても安倍さん、まだ国会議員は続けるみたいですね。
本人としては議員も辞めたいんじゃないか?と推測はしますが。
選挙区の地盤とかもかっちりあるし、しがらみその他で、なかなか大橋巨泉氏のようにはいかないんでしょうね。