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2007年10月08日

若い人たちの介護参加が進むような制度設計に、政府も本腰を入れるべきだ。

介護を変える“孫力”…「しがらみ少なく冷静になれる」

「老老介護」という問題が大きくたちはだかる中、一世代とび超えて孫が祖父母の介護をするという側面にスポットライトをあてた記事で、興味深く読みました。

メリットとデメリットはやはりそれなりにありそうですが、一番メリットだなと思ったのは、高齢化が進む中で長い年月にわたって、持続的介護ができるということ。

やはり、介護する側が、一世代飛びこして「若い」ということこそが、なんといっても一番強力なメリットになるのではないでしょうか。

長い間介護をすることによって、介護される側と同じ時間を共有することも長くなり、結果としてレベルの高い実践的な介護ノウハウも身についてくるでしょうし、やりようによっては自分の家族だけではなくて、地域社会での介護にも高い貢献ができる逸材となる可能性を、秘めているんじゃないかと思います。

一方でデメリットかな、と思うのは、祖父母の介護を終えた頃に、今度は実父母の介護、が時間的に迫ってくることから、ものすごく長期間になってしまう可能性もあること。

いくら家族とはいえ、あまりにも過多な負担が長期間に続くとなると、果たして気持ちが切れずにできる若者が、どれくらいいるのだろうと思ってしまいます。

他にも、そもそもこういう祖父母を大切にする孫の絶対数そのものがどれくらい日本にいるのか、一定の方策によってこういった風潮を広げていくことがそもそも可能なのか、相続面で遺言などで孫の貢献を認める祖父母があらわれた場合、飛び越された実父母との間で確執が起きる心配はないのか、といった点なども、気になりましたが。

いずれにせよ、デメリットを吹き飛ばすメリットの萌芽が、ここにはあるように感じました。

政策面で、こういう動きをしっかり調査して、若い人たちの介護への関心がもっと高まるよう、ひいては地域の介護事業への参加が進むよう、各種の支援や特例措置も敷くなどして、若い人の参加への意欲を促進するようなものを、ぜひ検討して欲しいものです。

介護に関連する政策は、予算を削る方向ばかりという印象もはた目には強いので(実態は違うかもしれませんが)、支援に値する部分には、いずれにせよメリハリをつけて、きちんと予算をあててほしいものだと思います。


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