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2007年10月12日

「不都合な判決」だったのは、ゴア氏にとってじゃなく人類にとってかも。

ゴア氏に「不都合な判決」=出演映画に9つの科学的誤り-英裁判所

「不都合な真実」、見た方も多いと思いますが、いくつかの科学的誤りがあるとして、上映の際には注意喚起が必要となったそうです。

これ、上映禁止要求をした側の意図は、どこにあったんでしょうね?

「地球温暖化対策のメッセージには賛成だが、科学的に誤った部分があるから、学校で見せるのは禁止すべきだ」、ということなら、それは主張としては行き過ぎだと思います。

今回、科学的誤りを指摘されたのは9箇所。

こういうのは、全体に対する誤りの構成割合を考えて、総合的に判断されることが妥当だと思いますよ。

ある事実を立証するときに、100の証明を出して、そのうち9つに誤認や証明する力がないとしても、普通は残り91の方を重くみますよね?

「9つダメな部分があるから、残り91個が正しくとも、全体としてダメ」という結論を導きだすほうが、偏った見解だろうという判断のほうが、ごく妥当だと思うのですが。

だから、今回の裁判所の判断は、当然にして、妥当なところに落ち着いたと思います。

訴えるほうも、上映に注釈をつけるよう訴えてきたなら、まだ建設的だったと思うのですが。
上映されたら「不都合」な点があるのは、ひょっとして訴えた側だったりして。

そもそも、科学的に断定できないことって、やっぱり「誤り」なんでしょうか。

「科学的な誤り」という定義自体も、どこまではっきりしているのかなぁ。

「キリマンジャロの雪が解けたのは、地球温暖化によることが科学的に断定できない」、という判断が仮に正しいとして、だからキリマンジャロでの地球温暖化の影響については考えずともよい、という結論にはならないわけですからね。

昨日テレビでもやっていましたが、グリーンランドの氷河なんかも、すごいスピードでどんどん小さくなっていっているそうです。

これらも地球温暖化のせいかどうかは「科学的には」はっきりしないかもしれませんが、だからといって地球温暖化への関心が失われていい、ということではありませんよね。

 

 


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