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2007年10月13日

もろい基盤の上に成り立つ伝統やブランドなど、無くても消費者は困らない。

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赤福 製造日・消費期限不正表示…東海地方の小売店に影響

「白い恋人」のあとに「赤福」。
白と赤、正反対なのに、やってることは驚くくらい、一緒ですね。

地元を代表するブランド商品を持っていて、企業としても内部留保が豊富で、不祥事があったところでそう簡単にはつぶれなさそうなところも、そっくり。

今回は「関係者の指摘」とありますが、状況からみて、ほとんど内部告発に近い感じですね。

鈍感な経営陣と、身近な筋の告発による発覚という構図も、妙に似ている。

結局、「白い恋人」が発覚した後でさえ、こういうことが続いて起こるってことは、経営側に「うちはバレないだろう」という楽観というか、過信・おごりのようなものがあるんでしょうね。

地元ナンバーワンとか、何百年の伝統とかにあぐらをかいて、なすべき手順を怠った経営側の怠慢、自社のコストや業績を優先して、消費者一人一人の口に入るものを手掛けていることについての、想像力と使命感の欠如。

そういうところは、ホントそっくりだと思います。

配信された情報が瞬時に世界を駆け巡るネットとメディアの発達がなかった時代には、こういうことが要するに、バレなかっただけの話なんでしょう。

そういう状況にあぐらをかき、改善なども考えぬままに長い年月が過ぎて、それが伝統やブランドなるものを築いてしまっていたとしたら、要するにそれらは、かげろうのように実体のない、本質的にはスカスカの「のれん」だった、ということですよね。

そういう伝統やブランドは、いまや時代によって、あっさりと蹴り落とされてしまうことを、特に食品業界の老舗企業の経営陣などは、こういったケースからよく学ぶべきだと思います。

逆に言えば、こういう試練を乗り切って、再び成長軌道に入れない伝統やブランドなどは、しょせんその程度のものだった…ということなのでしょう。

そんな伝統やブランドなどは消えて無くなってしまっても、消費者が困ることなど、さほど無さそうな気がしますけどね。

困るのは、企業側の関係者や従業員と、関連業務に従事する人々であって、企業として今後ちゃんとやることができないなら、彼らに十分な補償と再就職の世話などをして、いっそ会社はたたんでしまったらどうでしょうね。
内部留保だって、それこそ配れる程度にはたっぷりあるんでしょうし。

そして会社が無くなった次の日から何事もなかったかのように、世の中がいつも通りに動いているのを見て、自分たちが自慢していた伝統やブランドなるものが、いかにもろい基盤の上に成り立っていたかを、その時に初めて知ることになるのでしょう。

 

 


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