2007年10月17日
「携帯電波が原因か」という見出しのつけかたは、安易ではないか。
<全日空機>長崎空港で無線不通に 携帯電波が原因か
携帯電話の電波が原因かもしれない、ということで全日空便が無線が使えなくなったために空港に引き返したという話ですが。
時事通信の一報記事では、「空港は否定」となっていますね。
時事通信の記事が午後8時、そしてこの記事がその1時間後の配信ですから、もう少し追加取材を深めるなりして、情報を厚くしてほしいものですが…。
「空港が因果関係を否定」するのと「携帯電波が原因か」では、ずいぶん主犯かどうかの可能性が、違ってきますからね。
後者の書き方だと、もう80%くらい、携帯電話のせいだと言わんばかりのように見えるのですが。
それに、なんだか一人の乗客の携帯電話の電源のせいみたいな記事ですが、本当なんですかね…。
もう一人や二人くらい、機内で電源を切り忘れた人が普通はいるでしょうから、ひょっとしたら複合要因かもしれませんし。
重大な事故につながる可能性をもった事件の記事につける見出しとしては、「原因か」というのは、ホントにそう推定できるから使っているんじゃないかと思うのですが。
だったら、他社の記事とは言え、空港の携帯電波関与否定を見出しをうっている記事がある以上、それについての反証なりを、記事に添えてほしいですね。
携帯の電源を切ることをまだ軽く考える風潮、はっきりいって、まだまだあるじゃないですか。
だからこのような事件で、携帯の電源がホントに主犯なのかどうかに、高い関心を持っている人も、少なからずいると思うんですよね。
速報ニュースとはいえ、そういう視点に配慮した記事のつくりにして欲しかったですし、「…か」と断定さえ避けておけば、責任を逃れられるかのような思惑が透けてみえて、ちょっとイージーかなと思いました。