2007年11月02日
大臣認定が傷つけられた、という非難は、論点がずれているのでは。
<耐火材性能偽装>国交相がニチアス非難
国交相が、「大臣認定制度を傷つけた」といって建材メーカーを非難していますが、なんとなく問題点がずれているように思いますが。
国交相の「試験方法の見直しを含め、再発防止策を検討していく」というコメントから察するに、試験自体が、落第水準のものをごまかされて通してしまう可能性のあるレベルだと、大臣自ら認めている、いうことなんでしょうか?
大臣認定って、そもそもからして、どの程度の検査水準なんでしょうかね。
だます意図をもって認定を受けようとするなら、かいくぐれるレベルなんでしょうかね?
ニュースを読む限りでは、このニチアスという建材メーカーが、性能評価試験をまだ受けていない部分を「受けた」と報告して、それを後でとりさげたことにより、今回騒がれているのだと、解釈していたのですが…。
もしこの解釈が正しければ、大臣認定のための試験制度自体には別段問題がないんじゃないか、と思っていましたが、それは違うんですかね。
そのあたりの説明も含めて、国交相のコメントとしては、ちょっと言葉足らずのような気がしますが、どうでしょう。
まず、大臣認定制度そのものに欠陥があると考えているのかいないのかについて、ちゃんと説明していただきたいですね。
このメーカーが大臣認定制度をかいくぐるつもりでやったのなら、国交相が言うように確かに「詐欺」レベルかもしれませんが、「大臣認定制度」自体に欠陥がないと信ずるなら、それはそれで、きちんと言うべきではないでしょうか。
自分自身がお墨付きを与える形なのですから、「騙された」的な発言を、省庁のトップがするのは、どうかとも思いますねぇ。
そんなに簡単に「騙される」レベルの試験しかせずにお墨付きを与えているのか、と逆に国民にかんぐられてしまいますから。
ま、いずれにしても「騙された、詐欺だ」と騒ぐコメントを出している暇があったら、「現行の大臣認定制度自体、問題があるのかないのか」について、国交相トップとしてちゃんと見解を出して欲しかったです。