2007年12月18日
観光庁…お役所的発想で、妙な方向に行かなきゃいいけど。
観光庁新設固まる=外国人客1000万人目指す-国交省
外国人旅行者を1000万人レベルまで増やすための観光庁なるものが、来年できるそうで。
国として観光に力を入れていこうという発想そのものは、よいと思うんですよ。
でも、省庁を作って、お上が観光業界にいろいろと口を出してくる構図をつくっていくのは、効果の面からみてもどうなのかな…という気もします。
細目はこれからでしょうけど、ただ人と予算がつけられることだけは確実なわけですから、お役人が考える「観光振興のための予算の使い方」が、どういう方向にいくのかなという点を想像すると、なんだか不安ですね…。
観光資源はすべての都道府県にあるわけですから、凹凸感のないバラマキになるかもしれないし、あるいはすでに海外から観光地として有名なところや世界遺産があるところなんかに、思い切り傾斜配分されてしまうやもしれませんし。
一部の有力観光業者や大手旅行代理店だけが潤うような羽目に、ならなきゃいいんですけどね。
たとえば、いま国土交通省がやっているVISIT JAPANのキャンペーンって、外国人旅行者の目線とかが、全然反映されていないような気がしませんか?
ロゴを作って、立派なポスターを作って、あちこちに貼りましょうね、みたいな。
悪意はないと思うんですけど、あれではロゴを作った広告代理店とかポスターを印刷した業者さんとかが潤うだけの結果で終わっているような気がしてなりません。
お役所が先導して発想すると、やっぱり外的な形から入ってしまって、そこで予算消化してオシマイ、となりがちだということを、VISIT JAPANのキャンペーンが、はからずも示しているように思うんですが。
果たして国土交通省から観光庁に移ったところで、発想の転換が大胆にできるかどうかですよね…。
しばらくは観光庁の活動を見守ることになるのでしょうが、民間の智恵と発想をうまく活かしていけるかどうかはやはりひとつのカギになるのではないでしょうか。