2008年05月03日
「ペット同伴OK」の普及が、国内旅行市場復活の起爆剤になるかも。
<ペット同伴旅行>新サービス続々 犬用ルームサービスも
国内旅行マーケットがあまり盛り上がらない昨今、いまだペット同伴OKの宿泊施設が、まだ全体の「5~6%」程度しかないことのほうに、むしろ驚きましたが。
ホテルや旅館・ペンションなど、旅行需要掘り起こしのための努力がまだ不足している、ということを示す、ひとつの好例かもしれませんね。
記事を読んでいると、犬の食事を豪華にするとか、犬と一緒に露天風呂に入れるとかいった、わりに「高級サービス」で飼い主と犬をもてなす試みが活発のようですが、確かにこういったサービスだけしか展開の余地がないなら、そりゃできる施設は限られてもくるでしょう。
犬と人が一緒の風呂に入る場合など、迎えるホテルなどもやはりそれなりの投資をして、環境を整えなければならない面もあるでしょうから。
でも、たとえばペットを飼っているいわゆる「お一人様」で、単純に「愛犬や愛猫と二泊三日くらいで、気分転換に遠出したい」と思っている層は、全国どこであろうと、意外に多くいると思うんですよ。
しかしたいていは、ペット同泊できる施設が無いか、あるいは予算的に高くついてしまうから、あきらめてしまうというか、その気を失ってしまっているんじゃないですかね。
若い世代なら、ネットでペット同泊可の施設を自力で調べだしたりするのだろうけど、一人暮らしの40~60代くらいの年代で犬や猫と住んでいる方なんかは(そういう人はかなりいると思うのですが)、ペットがいる場合、自分が遠出する旅行なんかは、かりに思い立ったにしても、比較的簡単にあきらめてしまうんじゃないでしょうか。
ペットと一緒にいることを優先し、自分の楽しみは後回しというか。
ペットを犠牲にしてまで、自分だけが楽しみたくない人が案外いる、と言うべきでしょうか。
これで失われている潜在的な旅行需要って、結構大きなものがあるんじゃないでしょうかね。
むしろそういう層が、ペットと一緒にちょっと小旅行に出られるようなことが気軽にできる環境があれば、自分たちにとって何よりいい気分転換になるだろうし、旅行業界だって盛り上がってくるだろうし、メリットが多いような気がします。
だから、ペットが一緒に動ける環境さえ比較的身近にあるなら、ちょっとした小旅行を考える人は増えてくると思いますね。
記事内にあるようなペット専用設備を無理に用意せずとも、宿泊施設のあるペットホテルと提携して、ホテルに送り迎えしてくれる移動式のペットケアサービスと組み合わせるとか、知恵を絞れば、ごく普通のホテルや旅館でもペットと一緒に旅行を楽しむためのメニューが何かしらつくれると思うのですが、どうでしょう。
もちろん、他の動物嫌いの宿泊客との兼ね合いや、共用設備や部屋の汚れが増すのをどうするか、とか、いろいろと解決すべき課題はあるでしょうけど。
でも現実にペットと泊まれる施設がある以上、やっぱり既存の宿泊施設としても知恵を絞る余地は、まだあちこちに残されているような気がします。