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2008年07月10日

ご当地検定、「試験をする」という発想そのものを変えてはいかが。

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 信州検定1級に3人合格、いずれも県職員 長野

ご当地検定、信州でやってみたら合格者はいずれも県職員だった…というオチの記事ですね。

産経新聞、このあとに本当は皮肉をいってやりたいのを、グッとガマンしている…そういう気配がしっかり伝わってきて、短いながらもなかなか印象的な記事、とみました。




ご当地検定に限れば、どこ地元の街おこし・観光振興が狙いなんでしょうが、地元の住人が合格せずに県職員だけが合格する構造がいつまでも続くようなら、試験のキャラも、だんだん準公務員試験みたいに変質していくんでしょうか。

もし地元の観光振興などに役立てるのがご当地検定の狙いなら、あまり変に難しい問題を入れて難しくしてやろう…などとは、思わないほうがいいんじゃないですか。

変に試験としてのステータスをだしてやろうと試験担当の職員などが色気づくから、とんでもない細かい知識を試すような難問を、ところどころに入れてみたりする。


個人的にも受験したことがありますが、いまのご当地検定って、わりとそういう傾向が垣間見える気がします。

地元の人にこれだけは知っていてもらえるなら、友人が観光にきたときに適切なおもてなしができるだろう…くらいの問題水準で、そろえるべきですよね。

それならば別に全員合格だって、いいじゃないですか。
むしろ草の根観光マインドの広がりということで、喜ばしい話だと思うんですけどね。

試験であって試験ではない、試験の概念をぶち壊す…くらいの意気込みでやるご当地検定が、でてきてほしいものです。

この記事のように、公務員以外は誰も受からない試験がこの先どういう末路をたどるか、試験を推進する側は、よく考えてみるいい機会ですね。

ま、いっそもっとグロテスクにこの方向で進めて、「公務員でなければ絶対に受からない、幻のご当地検定」となるまでにキャラを煮詰めてしまうのも、一法かもしれませんが(笑)。


ちなみに、こういったご当地検定や民間の検定ブームをみて、文部科学省がいま考えているらしい「試験の質を保つための、第三者評価機関の設立」というのも、正直いらないと思いますけど。

それならいっそ、検定試験そのものを厳しく審査して、いいものは公的資格くらいまで格上げするほうが、安上がりでいいんじゃないですかね。

その第三者評価機関とやらにいくらつぎ込んで何人送り込むんだ、また新たな天下り先の確保に動くのか?と、一国民としてはつい、警戒してしまいますが。

受験料狙いとか不正合格とかあんまりヒドイものがでてきたら、通常の刑事事件として個々の摘発事例を厳しくしていけばいいし、むしろメディアや国民生活センターとかにがんばってもらうほうが、いいんじゃないですか。

ご当地検定や「ネタ」的な検定は、その始まりからしてかたよった意図をもってつくられているんですから、「第三者の公平な評価」というものがそもそもなじまないような気がしますけどね。


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